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ブランドストーリーBRAND STORY

新工場の建設。麹造りの技術を高め、未来へ

1972年には瓶詰製品工場と事務所を、1984年には精米、醸造を創業の地高遠町西高遠から、5kmほど離れた上山田に移転しました。新工場の建設により、酒造りはより効率的かつ安定的に生産する環境が整いました。

しかし、1990年代に入ると日本酒の消費量が減少に転じ、焼酎ブームなどの中、日本酒市場も大きな転換を迫られます。

当社では、2005年には麹造りの技術を応用して作る麹100%の甘酒を発売。その後も、2017年には手造りで麹ができる麹室を33年ぶりに復活させることで、より高品質で小ロットの日本酒造りができる環境を整えました。

2016年には創業150周年を迎えましたが、今後も時代とお客様のニーズに合わせて絶えず自己変革していく姿勢を持ち続けたいと思います。

桜まつり、灯籠まつり、紅葉まつりなどでは築100年を超える本社蔵を地域に開放しています。2017年からは城下町の趣を今に残す空き家や、古民家の活用について有志で学ぶワークショップを主宰しています。廃藩置県で高遠城跡に植えられた桜と共に150年の歳月を歩んできた酒蔵として、これからの150年も地域のために貢献できる会社であり続けたいと願っております。

仙醸の歴史をより深く知る

2016年~2018年農業新聞連載